車好きな方なら、「ローライダー」という言葉を知っていると思います。
一言でローライダーと言っても解釈は様々。日本におけるローライダーやその文化が広がった背景について調べてみることにしました。
ローライダー文化とは?
ローライダーという定義は、ストリートから自然に発生した文化であるため、明確には存在しないそうです。
語源だけでいうと、車の車高を低くすること、車高を低く見せることを演出することを指すのだそう。車高の低い車を扱う者という意味で「ローライダー」と呼ぶそうです。
もともとは1950年代のアメリカ西海岸で発生したとされるローライダー。
メキシコ移民が安価で購入した中古車を、新車に負けないよう豪華さを持たせるためにカスタムしたことがローライダーの始まりとされています。
そのころのカスタムされた中古車は、1930年~1940年ころに生産されたシボレー車が多かったとのこと。
車高を低く演出するために、フレームが地面すれすれに接触するくらい落としたり、チョップトップという手法で車両のルーフをカットして低く見せたりと、ローライダーの工夫も大掛かりですよね。
チョップトップは天井を低くすることですから、ピラーもカットします。それに合わせて車両の形を調整するんですよね…やり切ってしまうんですからカッコよくするためにどれだけ研究しているかがわかります。
日本でのローライダー
日本では1980年代頃にはすでにカスタムカルチャーが認識されているものの、日本国内へ導入されたはっきりとした時期はわからないといいます。
VISIONオーナー曰く、インターネットが普及しておらず、大掛かりなカスタムの施工の仕方も独学だったり見て学んだりしたそう。
現代ではSNSで一般の方たちも情報発信できる時代になったからこそ、広がりを見せているのですね。
私が思うローライダー文化は反骨精神も含まれているような感じがします。メキシコ移民(チカ―ノ)から始まったローライダーは、メキシコ系、黒人系、アジア系などによってスタイルが文化し、発展しています。
生き方そのものが反映されているところもローライダーのスタイルを「カッコイイ」と思わせるところ。
日本でもローライダー同士のコミュニティでカークラブが結成され、その活動やライフスタイルにも黒人文化が影響することも。
そいえば、VISIONのオーナーもブラックミュージックをガンガンに流して作業しています。
ローライダーにあこがれを持ち始めたころの日本では、日本車をカスタムすることも見られたそうなのですが、最近では再びクラシックカーに脚光が当たっています。
VISIONにも足を運んでいただけましたら、ローライダーとして歴史が長いオーナーのライフスタイルや好きなテイストが詰まっています。
クラシックカーやスーパーカー、熱の入った内装を見るとまたアイデアが浮かんでくるかも知れませんね!
オーナー様の好みに沿って、好きなデザイン、カラー、素材による完全オーダーメイドで自動車内装を承っております。
理想にもっと近づくために、希望が叶うように、提案させていただきます。