1964年式 シボレー インパラ ~ダッシュボード篇~

2回目のダッシュボード製作でフィニッシュを迎えた、インパラ。

1回目の制作では、カーイベントのために簡素なダッシュボードのデザインにしたとか。ダッシュボードに施されたステッチの完全さとシワのない造形は、簡素といえど非の打ちどころがないように思われるのですが…。

インパラダッシュボード

ネイビーのスエードで製作されたダッシュボード。シートやドアトリムともリンクして上品ですね!しかし、これは1回目にデザインされたもの。

本当に製作したかったデザインは、ホワイトレザーとネイビースエードのタックロールの切り替え。ゆがみのないパイピングがデザインを引き締めています。

インパラダッシュボード

最も注目して欲しいのは、3次曲面!シワのないなめらかな仕上がり。どうやって製作したのか、想像できますか?

例えば、洋服もパターンをおこしてオーダーメイドしますよね。洋服の場合、デザインをパターン化する職人のことを「モデリスト」と呼びます。

モデリストは立体裁断でどこのパーツを開くかを実際に人体の曲線に当てて調整します。

このダッシュボードの3次曲面のパターンの作り方は、まさにモデリストの仕事です!

インパラダッシュボード

ネイビースエードのタックロールのステッチとパイピングは、デザイン性が内装とリンクして統一感が生まれています。しかも何回見ても飽きの来ないデザイン!「こうしたらもっとカッコ良くなる!」を実現させています。

メーター周りの奥側も切り替えがもう一発!細かいこだわりが、完成度を高めているんですね!

ドアトリムの一部にも使われていた、フェイクウッドとステンレスのパイプのドッキング。

よく見ると、膨らんでいるのがわかりますか?フェイクウッドに金属のステンレスが食い込んでいるように演出するために、スポンジを仕込んでいます。

ライトがブルーなのもインパラのエレガントさに拍車をかけていますね!

 

オーナー様の好みに沿って、好きなデザイン、カラー、素材による完全オーダーメイドで自動車内装を承っております。

理想にもっと近づくために、希望が叶うように、提案させていただきます。

 

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