1964年式 シボレー インパラ~シート内装篇~

遂に、インパラ内装篇です!

レストア前の内装の画像がこちら。シートのデザインはおとなしめで品がありますが…白のレザーが汚れていますね…。

インパラ内装

ダッシュボード周りのレストアは済んでいますが、こちらの解説は後程。シートはシンプルでこれもいいのですが、やっぱり何か手を加えたいところ。

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下の画像は、ぜーーんぶ取り外したところ。すっからかんです。本当に全てのパーツを取ってしまうんですね!

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配線もイチからやり直します。ノーマルメーターをダコタデジタルのユニットに変更します。

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これはシートを外したところ。劣化でレザーが黒ずんでいます…。

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シートもパーツごとに分解して、どのように作っていたか確認。立体なのと座った時のゆとり部分を考えられて作られていた様です。

分解しながら、縫い方を見ながら作業していくと、次のデザインのインスピレーションが浮かんでくるんですね。

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シートのウレタンも劣化でボロボロ。金具の部分の出来上がりもチェック。

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劣化したウレタンはすべて破棄して、新しいウレタンでシートを作り直します。シートのスプリングの部分はキレイに掃除して、形を変えずに使用します。

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後ろのシートのウレタンも汚いですね…これらも全部手作業で丁寧にウレタンを剥がしていきます。

インパラ内装

ウレタンを新しいものに変えて、オーナーの頭の中でデザインしたものを具体化していきます。

下の画像のように、デザインをウレタンに直接線を入れて、変だったらデザインをやり直すのだそう。

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実は、オーナー、デザイン画を描かないんですって!…薄々気付いてはいましたけど、本当にデザイン画というものがないんです。

「その車両に合った一番カッコイイパーツを考える」ために何回もデザインをやり直すのだとか。

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シートの湾曲した部分に違和感がないように確認しながら作業が続いていきます。

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シートが出来上がったところ。ネイビーとレザーのコントラストが美しいですね!ビスケットパターンも中縫いで表現し、インパラ純正の金属のボタンを付けています。

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この金属のボタンがあることでビスケットパターンが完成するのですが、ここで注目して欲しいのがパイピングにゆがみが出ていなくてまっすぐなところ!

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丸のついているところに注目です。まっすぐですよね、ボタンでぎゅっとレザーを押し込むときにパイピングがゆがまない様に計算して型紙を起こしています。ここがゆがんでいるとデザインが台無しですもんね。

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運転先のダッシュボードもすっからかんで何もないところからからのスタート…どういうデザインになるんでしょう?

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これは完成した画像!ドア部分はカーショーに出すのに時間がなかったので、簡単に作ったとのこと。…これが簡単なんですか?

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ダッシュボードのパーツにも細かいこだわりがあるそう。またダッシュボード篇として記事を書きたいと思います。

完成した写真だけ見ると、このデザインしかないと感じるカッコよさですね!上品で、「大人が乗ってカッコイイ」インパラの内装です!

 

オーナー様の好みに沿って、好きなデザイン、カラー、素材による完全オーダーメイドで自動車内装を承っております。

理想にもっと近づくために、希望が叶うように、提案させていただきます。

 

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