マツダ コスモスポーツ

マツダが生産・販売していた高級乗用車であるコスモスポーツ。

コスモスポーツ

今回の施工内容は、ルーフライニング(天井)の貼り替え、AピラーとBピラーの貼り替えです。

コスモスポーツ

AピラーやBピラーは鉄板に布素材が貼り付けられていますが、丁寧に剥がしてのりを除去してから新しい生地を貼っていきます。

の時、のりをきれいに除去してからじゃないと、生地を貼ったときにのりの影響が出てきてしまい、デコボコした仕上がりになってしまいます。

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Bピラーの接ぎ目部分はダブルステッチで縫い代を押さえています。左右対称にステッチがくるように、1㎜もずれないように調節しています。

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ルーフライニングの張り替えの仕上がりも純正パーツに限りなく近く再現しています。ウレタンとビニールレザーを接着するにはなかなかの技術が必要で、ガン吹きによって均等にボンドを吹付けてビニールレザーが密着するように仕上げています。

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ルーフパネルとフロントアッパーパネルの繋ぎ目も隙間なく処理してあります。仕上がりの質が違うのは、細部にこだわりを持って生地の厚みを計算し、調整できるからです。

シフトブーツのオーダーもありました。シフトブーツも型を取りながら純正パーツを再現しています。

コスモスポーツ

ブーツの適切な寸法は車両によって違います。1速に入れたときにブーツが張りすぎず、ゆとりを適度に保った状態に、5速に入れたときは自然な形になる様、デザインが考えられています。

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既製品のブーツのパーツは、張りすぎて端が金具から引っ張られて出てきてしまうこともしばしば。ブーツ一つを取っても、こだわりが見えますね。

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パーツだけのオーダーも場合によってお受けできます。今回のものと同じ本革のブーツが15個もオーダーされました。気に入ってくださったのだと思い、嬉しいですね。

黒で統一され、千鳥格子のシートと合い、モノトーンでシックな仕上がりになりました。

 

ところで!

このお車「コスモスポーツ」はご存じの方もいらっしゃると思いますが、あのウルトラマンにて活躍した凄い車なんです!!

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ウルトラマンと共に怪獣から我々を守ってくれたとっても偉いお車です(感謝)

名前は「マットビハイクル」と言います。
コスモスポーツの後期型をベースにして製作されたそうで、名前のMATの由来は
モンスター・アタック・チーム(怪獣攻撃隊)と言われています。

 

オーナー様の好みに沿って、好きなデザイン、カラー、素材による完全オーダーメイドで自動車内装を承っております。

理想にもっと近づくために、希望が叶うように、提案させていただきます。

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